小学5年生の黒鳥千代子が黒魔女見習いとして、右往左往する連作短編集。イラストが藤田香なんで買ったけれど、追いかけても良さそうなシリーズ。
青い鳥文庫なんで対象年齢は「小学校中級から」。6年生の長男に読ませたら、30分で読み切りおった。いわく「だって活字が大きいんだもん」。
でも、地瑠土麗(じるど・れい)というキャラが出ていた。小学生にゃ解るめえ。
「東京のはずれの小さな街に、五年生の女の子が住んでいました。ごくふつうの女の子は、ごくふつうのオカルトマニアで、ごくふつうの魔法書を読んで、ごくふつうにきみわるがられていました……」
このセンスを受け入れられる人なら一読の価値有り。
あとこのシリーズは、主人公のクラスメイトを読者から公募するという、なんか荒巻義雄氏の猿飛佐助みたいな読者参加小説っぽくなっていて、そのあたりも人気の要因。毎巻、読者投稿がベースのクラスメイトが増えて座席表が埋まっていきます。
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