学園小説(不思議や超科学なし)
「ライトノベル」という言葉が生まれる以前に「ソノラマ・コバルトもの」というようにアニメやマンガのイラストを起用した少年少女向け書籍の代名詞となっていたコバルト文庫。レーベルとしてはまだ存続しているのだけれど電子書籍主体になってしまったコバ…
男女比が1:20の世界。オタク女子ばかりだった『現代文化研究会』にオタク男子の梶原一郎が入部して初めての夏休みが来た。男に縁が無いオタク女子としては一度くらいアオハルしてみたいし、男女比がほぼ同じ世界からの転生者で人並みの性欲はある一郎だ…
「昔から日本人ってのは、男装・女装の麗人が大好きって気質らしいぜ。みんなして酔狂ってことだろ」 遠見正蔵は観客席に向かって、日本文化をそう解説した。 いよいよ文化祭。歌舞伎の演目「毛抜」を披露するよとにぎわう校内を1年生が歌舞伎装束で練り歩…
双子姉妹の姉・雪月とのハジメテを迎えたが、妹・風華や他の少女たちとの交流は表向きは何も変わっていないように見える。ただ、雪月に「本妻の余裕」が出てきたくらいだろうか。 そんなある日、実家のラーメン屋が人手不足になったことから急遽真樹央が帰省…
戸内の一寒村、みさきの分教場に洋服を着た若い女の先生が自転車に乗って赴任してきたのは昭和3年の春だった。新米の女の先生に当初は反発していた子どもたちもいつしか馴染み、この12人の瞳は希望に輝き始めるのだった……。 太平洋戦争を間に挟んだ20数年の…
「( 何かに熱中すると)結果を出せなかった時に、自分を価値のない人間のように感じることが(ちょっと怖い)」 事故に遭って陸上競技をあきらめ、高校は放送部員となった町田圭祐の正直な気持ち。 青海学院放送部が市民マラソン大会に参加したのは、参加賞の中…
「虚構も、現実に影響があれば現実の一部ですぞ」 浅草氏は人間は文化的な存在、人類は情報の生命体だと定義する。 学園に救う仮想現実的存在である魔窟を葬りたい生徒会とも、現実を否定する魔窟とも異なる道を映像研は押し進む。自分の信じる価値を大切に…
「(他人とのコミュニケーションで後悔したことは)沢山。そして今、それで舗装した道を歩いてる」 水城綾は善意のつもりが余計なお世話だったと後悔している有季に応えた。 茅野有季は頭が良い。親も学校も彼女が医者になるべく医学部に進学するものと疑っ…
「私ね、部活後の夜を青春の時間にしたいんだ」 群馬県立山林高校に入学して半年経つが、水瀬修斗はひとりぼっちのままだ。彼には学校にも自宅にも居場所が無い。そんな彼に声をかけたのは、成績優秀、運動神経万能、容姿端麗の三拍子揃った完璧な高校2年生…
「だからこれは、『そうしたい』という願望をどれだけ自分の人生で優先させていいものなのか、そういうバランス感覚の話だと思う」 誰も間違ってはいないのだと綾は咲良にぽつぽつと語った。 水城綾はまだ現役高校生だが、古本とアダルトグッズの店である路…
「サービスサービス♡」 エロ漫画の悪役に転生した郷田晃生は、気がつけばヒロインたちを陥れることもなく虐げることもなく、でもしっかり自分の女にして毎朝毎晩スッキリするハーレム生活。 しかし、大学生だった小山エリカが両親に金持ちのバカ息子を婚約者…
「人が逆張りをするのは、反逆心ではなく「逃げ」の場合が多い」 二反田並人は自分の逆張りの愚かさを悟り、人生に周回遅れはないと自分に言い聞かせた。 ドミノ部の二反田たちも2年生に進級したが、その日々はあいかわらず、水泳部の部活前にちょくちょく…
コロナ禍でさまざまな行事が片っ端から中止になった夏休み。中学2年生の成瀬あかりは「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」と島崎みゆきに宣言した。 島崎は生まれてこの方同じマンションで成瀬と育った幼馴染みだが、彼女はしばしば突拍子もない…
八神涼也は自己評価が低い。容姿も平凡だし勉強がとりわけできるわけでもないし、運動だって人並みだ。そんな涼也が通り魔事件に巻き込まれた。今にも暴漢に刺されそうな少女2人をかばって刺されたのだ。 病室にお見舞いに来たのは玲緒奈と里緒奈の剣城姉妹…
「好きなものは世界を広げてくれる。知識はゲームや漫画やアニメからも広がる。そうして全ては繋がるんだ」 博物館の人は、物事は趣味からでも何でも知識で繋がって広がるという。 学園地下の謎空洞を探索したり、学園内の魔窟に進入する回。【映像研には手…
「兄さん、気をつけて。危ないことをするなら、徹底的に危険を潰すようにね」 真樹の妹の若葉は優れた知能の持ち主なので、些細な変化からなんとなく全体の状況を把握している。 双子の翼沙姉妹とつき合って同棲生活をしている真樹央だが、妹の風華は自分は…
高校教師の木崎修吾は友人の結婚を機にマッチングアプリに手を出した。ひょんな事からアプリ内でも人気の美少女「さくらん」とマッチングし、トントン拍子に話が進んで実際に顔を合わせることになったのだが、待ち合わせ場所に現れたのは教え子の咲来だった…
さえない陰キャの主人公は、自分の願望の赴くままに書き連ねた恋愛小説をこっそりウェブで公開しているのだが、1人熱心に感想をくれる読者がいた。その読者がふいに「あなたのことがずっと前から好きでした。『お前ら早く結婚しろよ』と言われたこと、これ…
「これが恋愛戦争の本質でもある。行動しなければ後塵を拝すことになるんだ。そして、それらは取り返しがつかないのさ」 店長は夏樹に忠告する。 同じ町内にある男子校の蒼鷹高校と女子校の雀桜高校は、代々学校同士で仲が良く行事も共通のものが多くてカッ…
「僕をどんな人間だと思ってたの」 「ファミレスで配膳してるロボット」 「よくそんなやつと友だちになろうとしたね!」 二反田並人は唯一のドミノ部員の高校1年生。ドミノは囲碁や将棋のようなゲームだが、日本で知られているのはそのコマを使ったドミノ倒…
「俺、未成年だからそういう同人誌は買えないんだよな」 「じゃ、じゃあ……ナマの身体で我慢するしかないね?」 成人向けのHな本は買えない絶倫男子高校生は、女友だちで性欲を発散する。 湊寿也も2年生に進級したが、葵たちとのエッチは飽きることなく続い…
「たしかに、素敵なことは両取りしなさいって教えたけど、でも咲人、大変よ? 女の子2人を相手にするのは」 咲人の母、亜美は宇佐見姉妹と仲良くする息子を見てそう忠告した。 咲人たちの有栖山学院と結城学園との合同体育祭が近付いてきた。運営委員会に巻…
「俺、何かやっちゃいました?はファンタジーの世界だから許される台詞なんだよ! 現実じゃダメなんだよ!」 クラスメイトの和田が怒り心頭で、五木陣平の体力測定の結果にクレームを入れた。 高校入学直前に学校の廃校が決まって途方に暮れる五木陣平に、担…
『ラブコメの必勝法は、真っすぐ、あざとく』 澄江和泉は財閥の御曹司だが、出来損ないという評価に家を出てひとり暮らしだ。 学園のアイドル、天崎雨音は二人きりになると和泉に甘えたがる。 元・許嫁の生徒会長、白菊白亜はなにかと和泉にかまいたがる。 …
「女の子は2種類に分けられるの。幼馴染みか、泥棒猫か」 八奈見杏菜は断言する。 温水和彦は達観ぼっちな高校生だが、気がつけば周囲で女子高生たちが失恋する場面に出くわすことが多い。 八奈見杏菜は幼馴染みとの「お嫁さんにする」って約束を信じていた…
「龍介、これからもずっと一緒だよっ」 面白くもない青春時代を過ごし、ブラック企業で公私の別のない働きづめの人生は終わった。 気がつけば、見知らぬ家庭で高校生になっていた。もとの世界の記憶も、今の記憶もあやふやだが、これは転生ってやつらしい。…
「面白いモノも沢山ありますし、面白くないモノも沢山あります!」 ラノベは面白いのかと聞く理比斗に葉桜は答えた。 このセリフを聞いてスネークマンショーを思い出すのはアラカン以上。音楽評論家の鼎談コントに「いいものもある、だけど悪いものもある」…
聖山学園高校2年E組の瀬月なつ美は瀬月建設の副社長令嬢というお嬢様だが、実は柔道・空手の有段者。BFにするなら自分より強くなくてはと思うけれど、そんな騎士みたいな男性はなかなかいるもんじゃない。 ところがある日、ヤクザに絡まれたオカマのおば…
「昼はいっぱい健全に遊んだからね」 「夜は不健全な遊びをしましょう」 これでB止まりに出来る鉄の意志。 翼沙姉妹とラブラブな同棲生活三昧の夏休み。彼らのマンションにクラスメイトの鷹耶姉妹が転がり込んできた。教育評論家の母親に自分の進路希望を認…
ロング・アイランドに留学していた山田葦伸が1年ぶりに帰国した。そして会いに行くのは女鹿玲子。葦伸と玲子は相思相愛の美男美女カップルと周囲からは思われているが、1年の間に2人の関係に亀裂が入ろうとしていた。それを言い出したのは玲子の方。今で…