2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ラブコメディというジャンルはウィキさんによればシェイクスピアの時代からあるらしい。言われてみれば『夏の夜の夢』とか『じゃじゃ馬ならし』とか結婚をテーマにした喜劇なのでラブコメといえば言えなくも無いです。普通にラブコメというと、10代の少年少…
軍事費を削減して経済にテコ入れして豊かになったら、周辺諸国が徒党を組んで攻め寄せてきた。かくしてルース王国は滅亡寸前。既に地方の小都市を新王都として立て籠もるところにまで追い詰められていた。まともに戦えているのは14歳ながら史上最高の戦果と…
川崎ゆきおの「猟奇王」みたいなインパクトある表紙が目を引きます。 ゴシックホラーから怪獣映画まで国内外の小説・映画から多種多様な怪異怪物を徹底解説していくという主旨のもので、もとより母数が膨大なのでクトゥルフとかハリポタとか専門のガイドが既…
YouTubeで視たレバノンの歌手、サミー・クラークのライブが素晴らしかったのであちこち検索した結果、Amazonのデジタルミュージックで数曲購入。日本でレコードの出ていない、70年代80年代とかに活躍していた海外シンガーの作品も気軽に手に入るのが昨今のネ…
「なんでも頼れよ。俺はお前の父親だからな!」 ダビドはやっと出来すぎる息子の父親として踏ん切りをつけられた。 誰が悪いわけでもないし、領主が悪政を敷いているわけでもない。ただ、世界そのものが貧しすぎるだけだ。 だから、ちょっとした風邪で、怪我…
ふいに「月光仮面の歌」、いわゆる月光仮面のブルースが聴きたくなったのだけれど、YouTubeとか探してもクリアな音源が見つからず、あったと思えば1972年のアニメ版とか71年のザ・モップスのブルースロック版でコレジャナイ感なものばかり。そういうとき、金…
社畜OLの大橋零は毎夜楽しみにしている乙女ゲーム『Revolution』のプレイ中、気がつけばヒロインのレイ=テイラーとして転生していた。そして、その目の前には彼女を見下ろす悪役令嬢クレア=フランソワの顔が。 前世でゲームをやりこんでいたレイが推して…
「やっぱりサンマは目黒に限るよな」 15歳となったソラに爵位剥奪の陰謀が迫る。教主レウルが弟であるサロン・クラインセルトを傀儡にしてクラインセルト領を乗っ取ろうというのだ……。 父親としても領主としても人間としてもダメだった父、クラインセルト伯…
「今日は、私が頑張ったから褒めてもらうんです」 社内エンジニアの藤城悠介は陰キャな24歳。そんな藤城の席に美人で有名な広報部の間宮ユリカがやって来た。 新たに会社の広報SNSを立ち上げることになったのだけれど、自分にはさっぱり分からないし同僚…
2022年5月13日公開の映画『シン・ウルトラマン』の音楽集初回限定盤を購入。2枚組だけれど、サウンドトラックと言いたいのは1枚目、宮内國郎オリジナルのモノラル音源をリマスタリングしたものをメインに鷺巣詩郎の新録曲を収録したもの。2枚目はロンド…
「大変申し上げにくいのですが、あなたの余命はあと3000文字きっかりです」 「小説家になろう」の純文学タグで投稿されていたショートショートを中心に26編を収録したもので、元書店員の妻に言わせると「かなりのロングセラー。やっぱり出版社が本気で売ろう…
(転生とか憑依を含むけれど)主に地球人の主人公が、テクノロジーは進んでいて空中を飛ぶ船とか光線銃とかはあるけれど、戦いとなったら剣でのチャンバラが主流という地球と異なる星で大暴れする、テックレベルがごっちゃなタイプの物語を「剣と魔法」もの…
春から領主代行としての任が与えられることになったアリシアは、その前に視察も兼ねて国境を守る母の元へと向かった。 公爵夫人は女ながらに武勇に優れた……はっきりいってウォーモンガーで、辣腕政治家である公爵とセットで置くのを危険視されて、遊牧民との…
個人投資家の辰巳東吾は24歳にして70億を超える資産を獲得しているが、幼馴染みの親友に陥れられたりしたこともあって人間不信。そもそも寄ってくる人間はすべて金目当て。 そんな東吾(トーゴ)が気がつくと、パンツ1枚で魔物が跋扈する森の中に放り出されて…
「大丈夫さ、手ならいくらでもある。いくらでもあるんだ」 素人ばかり集まって、納期間近なゴーレム作り。なんとか調べた材料も手に入らなそうなものばかり。でも、そんなことはデスマーチをくぐり抜けて来た社畜には今さらの話で、それでもそう言い切れるの…
古の大戦により世界は荒廃し、人類と人狼が殺し合う時代となっていた。 双子の人狼ハンター《双黒銃士》のライカは、ある日、兄コウガに裏切りの濡れ衣を着せられて隠れ家から逃亡するはめに陥ったが、そんな彼女の目の前に現れたのは、銀狼姫と名乗る少女だ…
「手を組まないか? もし私に忠誠を誓うのなら、私の持っている大人のおもちゃの半分をやろう」 二期生・宇月聖の収益化が剥奪された。もともとクレイジーなVTuberしか所属していないライブオンだが、宇月聖の何が悪くて処分されたのか心当たりが多すぎて誰…
子爵令嬢のシャーロットは幼い頃から魔法の才に恵まれていたが、幼き日の姉スカーレットとの約束に従って引き立て役に徹してきた。それはまだいい。しかし、姉は先に入学した学園で生徒会として活躍する一方、妹は自分が親切に教えても勉強できないダメな娘…
大人になったらお金がもっと使えるようになるから、そしたらいろいろやりたいねえと花火を見ながらキャンプで語り合っていた女子高校生たちも社会人。みんなそれぞれにやりがいのある仕事を見つけて働いて、お金にも余裕は出てきたけれど、なかなか時間が合…
「だって私は……聖女ではありませんから」 すべては彼女の演技であり、周囲の勘違いの結果だ。だから自分はそこにいなくてもいいというのだ。でも、それで救われた者がいて、世界は癒やされてきた。 魔女を倒せるのは聖女しかいない。だが魔女を倒した聖女は…
「想像は抱えているだけじゃ、邪魔でしょうがないぞ」 どんどん妄想して、それをより具体的な形にして残していく、そんな楽しいことやらずに死ねるかと浅草。 映像研の次の作品は予告編だけ完成していた「マチェット」の本編にしたいとツバメが言い出した。…
発端はよくある異世界転生だった。しかし、事を主導した神様が良くなかった。地球の乙女ゲームに夢中になり、それを自分の世界で再現しようとしたダ女神である。乙女ゲームのために聖女が召喚されるたびに世界間のほころびが大きくなっていくのを放置できず…
「ただの健康診断がそう(破廉恥に)見えるというのであれば、破廉恥なのはその者の頭だ」 フェルディナンド様は騒ぎ立てる外野をばっさり。 小学生低学年の時、男子が「エッチだ!いやらしー!」「エッチだという方がエッチだ!」とか頭の悪いやりとりをし…
「ああ……そっかあ。苛めは悪いことだもんなあ。いやー参ったねこりゃ。苛めっ子を苛めたら、そりゃ俺も苛めっ子だ」 苛めっ子をボコボコにしても誰も褒めてくれない。別の苛めっ子が生まれただけなのだ。不動新人は、幼い頃からどこか壊れていたし、現実感が…
「(作品に)メッセージなどなくたってかまわんのです。客はいつだって内容を誤解するんですから。」 作品論もマーケティングの話も同じだというアニメ研のスズキ部長に、意味のないものに感動する人間から見学料を取る阿漕な商売に過ぎないと金森はいう。 異…
「この甲冑を作成したのは、彼のボディガードが着ている甲冑を作った職人と同じ人物だろう」 デザイナーの1人、Wetaのフランク・ヴィクトリアは港の街の頭領の身につけている甲冑デザインについて検討した。 ピーター・ジャクソンが監督した映画『ホビット…
「オレはハッピーエンド至上主義だから、こんな終わり方は許せないんだ」 サトゥー達はシガ王国に帰還。魔王討伐やら観光副大臣としての功績を称えられて、勲章を受けることになった。そんな中、行方不明だった第三王子シャロリックが「聖骸動甲冑」を持って…
ヒト型爬虫類が人間に擬態して現代社会に潜入して侵略を進めている……というのはトンデモ系陰謀論はおいといて、SFやファンタジーあるいはホラーのパターンの1つではあるのだけれど、一般的になったのは1983年製作のアメリカのテレビドラマ『V』(ビジター)…
横浜ダンジョンに出現したスライムは、一定間隔で分裂・増殖を繰り返し、もしダンジョンからあふれ出せば数日で世界が食い尽くされる可能性があるとアメリカ政府は核兵器の使用もありうると秘密裏に日本政府に通告するが、芳村と三好はあいかわらずのマイペ…
「あたっ……誰です、私の臀部に矢を刺した人は」 乱戦なので姫様の安産型のソコにも当たったりする。 次なる公式イベントは「ファンタジー運動会」。バレーボールにしても借り者競走にしても、すべて魔法ありの戦闘力勝負。死亡リタイア続出のヤバい種目ばか…