2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「神様を信じるのは人間だけですから。わたしたちが信じてあげなければ、神様がかわいそうですよ」 神様を信じていると、堕花雨の言葉。『超少女明日香』以来の、「前髪で目を隠した小娘はすごく有能」パターンは健在です。 幼い少年少女が誘拐され、眼球を…
今までのエピソードの中からいくつかを、主人公以外の視点から語り直した番外短編集。 「そんなわけあるか。あるわけない。ないと思う。ないかな。よくわからない」 だんだん壊れていく“つんでるさん”こと副部長がかわいい。 携帯で配信された本当の“最初の…
「才能なんてものを語るには、やれることをやってからにしないとね。でないと、真面目にやっている人間に対して失礼ってもんでしょ」 外部進学を決めた、三鷹仁の言葉。 今までのエピソードの中からいくつかを、主人公以外の視点から語り直した番外短編集。 …
「人の縁とは不思議なもので、会うべき人には必ず会えるし、会わずに終わる人というのは、会う必要がなかったというだけのことさ」 祥明のの祖父、阿部柊一郎の言葉。 知識はあっても霊能力はないホストあがりの陰陽師とキツネ耳中学生のコンビの物語ですが…
誰もが幽霊を見ることができるようになった時代には、刑事事件に幽霊が絡むことは珍しくない。殺人事件ともなれば、被害者の幽霊こそがもっとも有力な情報提供者になるからだ。 宇津賀ひまりは祖母からさんざんお化け話を聞かされて育ち、すっかり幽霊恐怖症…
「悩むのはいいんだよ。いくらでも悩めばいい。でも、必ず答えを出さなきゃダメ。答えを、結論を、それをしっかり見つけておかないとダメ。いざという時に何を取り、何を捨てるのか、その判断に困っちゃうよ」 優先順位が曖昧だと取捨選択が混乱すると、紗月…
SF作家・山本弘の仕事場にいきなり押しかけてきた美女は、世界をよりよき方向に変えるために未来からやってきたロボットだと名乗った……。 善意の使命感で未来からやってきたアンドロイドたちが引き起こす世界改変の顛末。911テロも未然に阻止され、独裁国…
昔、けっこう映画好きなツレがいて、学校への行き帰りで最近見た面白い映画の話などを熱く語ってくれた。その中でもっとも印象深かったのが『激走!5000キロ(ガムボールラリー)』。 映画『キャノンボール』に代表される公道無法レースのはしりです。順…
東京都心に突如出現し、ビル群を破壊し始めた八岐大蛇だかヒュドラだかの怪物。それに敢然と立ち向かったのは世界平和連合のエージェントにして正義の魔法少女ほゆら。 ほむらは戦場にふらりと迷い込み、映画撮影と勘違いして見物を始めた少年シゲトを助けよ…
「妹ってのはな、兄貴と一緒にいるときにこそ、最高の魅力を発揮するんだよ!」 高坂京介の言葉。 表紙だけ見ると、大団円の最終回と見えないこともありません。 へたれな高坂京介が主人公の一人称小説がもし存在するのなら、気取って「俺の妹がこんなに可愛…
「礼儀や品性は、己の意思と努力で身につけることのできる数少ないものよ」 “破邪の穿角”の戦姫、リュドミラ=ルリエの言葉。 ブリューヌ王国は内乱の危機に直面していた。 二大勢力の狩り場となろうとしていたアルサスの領主、ティグルヴルムド・ヴォルン伯…
「図書館には本しかない。でも本だけはある。お前ら、この中にどれだけの広い世界がつまっているか、知っているか?」 司書・能勢の言葉。 秋葉図書館はすすきの荒野のど真ん中にぽつんと建てられたバブルの残り香。 新人司書の文子は、ここで先輩司書からし…
ジュブナイル小説と呼ばれていたものが、いつの間にかヤングアダルトとなり、ライトノベルといわれるようになりました。中身は変わらず、器だけが変わったようなものですが、その変遷を如実に理解させる作品があります。 笹本祐一の『妖精作戦』。デビュー作…
「僕の知る全ての物語において、恋する美少女は、理不尽で、無敵だ」 サポート・マネージャー、亜麻野雄介の言葉。 「美少女」とは人間によく似た別の種族である。 人間の可愛い女の子とよく似た容姿だが、人間と違って生まれてから死ぬまでその姿であり、老…
「恋する美少女は獲物しか見えないのよ」 そして愛だなんだと取り繕っても、結局はエッチしたいの一言に集約されると、北方乙女。 日本には八百万の神々がいた。 いたけれど、今はもういない。 でも神さま不在では世の中の汚れを浄化できず、穢魂が国中に蔓…
「このライトノベルがすごい!」と気負いすぎて、最近の潮流から外れたマニアックで微妙な作品ばかり送り出している気がするレーベルですが、今月のラインナップはどうでしょうか? 「神様、どうか今日も世界中の女の子が幸せでありますように」 呼吸するよ…
禍竜戦争も終わり、平和を取り戻しつつあるガルダ正統帝国。 聖職者見習いのアンナは、毎日自分を見つめる青年の姿に気づいた。周囲は気のせいだというのだが、アンナはその青年・ユリウスが悩みを抱いているのだと思い込み、持ち前の行動力で彼の自宅を強襲…
まず安心できるのは、帯に「2Kシリーズ、ついに完結」と書かれていたこと。 これを最初に見ていたので、冒頭の数章で「この話、いつまで続くんだ!?」とドキドキしないで済みました。いや、痛いのはすぐに終わるよ? 北海道の内戦も終わり、周辺の幻獣勢…
むかし、むかし、短命に終わったマイナーなアニメがあり、そのメインキャラが「ボン太くん」だった。しかしそんなボン太くんにも、いまだに根強いファンがいる。 けれども、300体の着ぐるみを着用したボン太くんファンは、なぜか「ヒャッハー!」と叫びなが…
「大きな主張は、強力なシンボルを通してこそ相手の心に響くの」 スイレンの言葉。 新天地を目指す多世代恒星間宇宙船が、謎のゼリー状生命体“ベガー”との戦いを終えて15年。 正規の乗員の多くが死に、使用不能となった区画も少なくないが、戦後生まれの子供…
「誰かが誰かを最初に信じなければ、信頼なんて生まれないんスよ」 江西陀梔の言葉。 咲丘が萩先輩と食事に出かける途中、暴漢の集団からうっかり助けてしまった美少女・伯木玲儀音は、電波S系の予言者だった。しかも嘘つき。 無関係と言っても信用してもら…
大森望が古今東西の名作SF短編をテーマ別に集成した、『不思議の扉』の学園小説篇です。 古橋秀之は元の短編集では好きな作品。森見登美彦はこの作品だけ読むと、単なるおバカなストーカーの話としか読めないのが残念。臓器移植用に育てられたクローンの物…
「好きというのは、ある種弱みを持つことかもしれない」 東京で進学校に通っていたはずの篤史は、結局、高知大学へと進学した。 そこは祖父母の住む土地であり、中学生の頃までは夏休みの間中、過ごしていた街だが、特に入りたいと思った大学でもなく、なん…
「恋愛とはファンタジーなのです」 転校生は、神尾紅羽の言葉。 比嘉財閥の御曹司は典型的なボンボン育ちで金にモノを言わせてワガママ放題。 「坊っちゃんに仕えるために赴任してきました。仕事は『戦争』です」 そんな銀史朗のボディガードとして新たに赴…
中学生は大人の階段への第一歩。大人になりきれず、子供でもいられない。 恋に自覚のないものもいれば、自覚してもそれを表現するすべを知らずに内に抱え込むものもいて、誰も彼もが不安定。 そんな中学2年生の1人1人を主人公にした20篇の連作短編集。 中…
柊木夕也の妹が帰ってきて、夕也はあっさり帰宅。帰宅しない部の面々や生徒会長も彼の後を追って柊木家に集結し……。 え~、なにがなんでも学校から帰らないという1点が「帰宅しない部」の面白さの要だったので、2巻目であっさり帰宅してがっかり。ここは5…
十傑集がいるならば当然のように九大天王も存在するわけで、出版界は混沌としているようです。 夏野が誰かに見られていると言い出すようになった、ある日、留守中に何者かが夏野の部屋に侵入したらしいことに春海和人が気がついた。今はミニチュアダックスフ…
源氏物語をモチーフに、幽霊となってしまったプレイボーイに頼まれるまま、後に残された少女たちを助けて回るはめになった嫌われ者の少年の物語は第2巻。光源氏の死から始まるので54巻は続かないと思うけれど……。 ヒカルの次なる心残りは夕雨のことだった。…
「ご機嫌よう、お姉様!(ヴィヴ!モン・スール)」 既に「勝利!万歳」と同じ意味合いで使われてます。 1年A組を掌握した花邑べにおだったが、さっそく姉・しらゆきのライバルと称されるゴスロリの不良グループ“デイジーチェインズ”と対立するはめに陥っ…
改変された歴史が再び改変、もしくは修復されて10数年。軍用ASの技術はパワー・スレイブとして民間へと広まっていた。 幼い頃からPSをいじり回して育った建設会社の息子、市之瀬達哉は陣代高校の3年生。経営不振の父親の会社を手伝って山奥の現場で作業…