異世界転生
セバンス王国の温泉ダンジョンに押しかけてくるのは、もはや美容目的の各国の姫や貴族令嬢ばかりではない。他の有力ダンジョンコアたちも自分のところに使えるアイデアがあるだろうと温泉ダンジョンに足を運び、連鎖的に各地のダンジョンもテコ入れされてい…
ジレーヌ領からノドンを追放することになった元IT会社員・高橋頼信は、領主の犬耳獣人イーリアやその従者の猫耳獣人クルルと手を組んでノドンの商会の新たな主となった。鉱山からの魔石の産出を増やしながら少しずつ他領との交易を拡大していったのだが、…
「引けば失い、止まれば1つ、前に進めば2つ」 それが女射手の矜恃。欲深にして頑固な彼女は、新たな望みを2つ手に入れる未来を夢見る。 北の帝国との緊張が増していく中、魔道具の戦争利用を拒否した朋が行方不明となったが、三男は朋の残した通信魔道具…
間違えて現代日本から異世界に転生してしまった錬金術師レスターには前世の記憶がある。これが別の世界に転生させてしまった副作用だと、謝罪に来た天使ウェンディが彼に与えたチートスキルはエリクサー作成能力。普通のポーションの手順と材料でエリクサー…
おそらくRPGのモブキャラに転生したと思しきB級冒険者のグレイは、ひょんなことからゲームの主人公らしい少年とその幼馴染みの少女を助け、この2人の仲間の不遇な子供たちをまとめて面倒をみることになった。それはそれで苦労は多いが幸せな日々をすご…
国王と王太子が盤石の体制を敷いているユナト王国で、蝶よ花よと大切に育てられていた王女フィオレには野望があった。父や兄に成り代わろうなどとは思ってはいないが、国政に関わって大きな成果を上げてみたいと古い戦記や英雄譚から軍略や政治を学び、武家…
「婿殿。組織なんて言うものは園芸と同じじゃ。病気になった枝は間引きする。一定の期間が経ったら根っこを切って鉢増しする。管理が重要なのじゃ」 嫁ちゃんことヴェロニカ皇女は、大義名分を用意して定期的に粛正することが巨大な組織の維持管理には必須だ…
故国を離れてルキウサリア王国へ留学したアーシャだったが、そこからさらにロムルーシ王国へ錬金術の学徒アズロスとして留学することになって周囲はその準備と根回しにてんてこ舞い。そんなロムルーシへの旅の道連れとなったのはユーラシオン公爵の息子ソテ…
国から出て行くべしという神託には従わねばならない。ただどこへ行けとは指示されていなかったので、魔法の本場にして魔道具輸出の大国エルドラシアに輿入れすることになった第3王女クラリスの護衛としてジュスタン騎士団長は旅立つ。 その常夏のエルドラシ…
「それはいい。デルロワズ殿はやはりエネ・ジャンだ。私の望みをよく分かっている。貴殿は王国に忠誠を誓うべきだ。--王ではなく」 グロワス13世はデルロワズ元帥にそう告げた。 「大回廊の勅令」が成立し、王妃の懐妊も明らかになった頃にはグロワス13…
身に覚えのない罪で第一王子から婚約破棄を宣言されたことも、公爵令嬢リディアにとってはたいした問題ではなかった。彼女の頭の中にあるのは「早く帰って風呂に入りたい」だけだ。お風呂が大好きだった日本人としての記憶があるリディアにとって、王子は初…
嗚呼、ちっぱいだ。 名門貴族の長男として岩瀬透が転生した世界は、貧乳の成人女性が人間扱いされない世界。過去に何があったか、男はちっぱい相手では役に立たないのだ。彼は大魔法使いフォルカ・グレス・ガスティークとして現代知識で領地を盛り立て、先の…
ソウシは無事に仲間と合流して王国に戻ってきた。その後も旅の仲間を増やしながらパーティ連携にも磨きをかけていくが、もとよりソウシ単独で一軍を粉砕したくらいなので、Bランクのダンジョンボスくらいは朝飯前。ほぼCランクダンジョンなら行殺だ。そん…
侯爵家の長男・ジェラルト=ドレイクとして転生した、宇佐美駿の性癖は「くっころ」好きであった。誇り高き女騎士が敗北し、敵の屈辱的な責めに対して「くっ、殺せ!」と言い切る姿に、彼は女騎士の矜持や美学を見るのだ。そして、ここは好都合にも剣が主流…
避暑のダンジョンから生還したナオたち。ニホンシュの蔵の方は代官やギルドのディオラさんたちラファンの街の人々が乗り気で順調に推移しているので、そちらはほぼ任せっきりでダンジョン攻略に注力。装備を更新し、武器を選び、戦術を検討し、着実に避暑の…
「戦争をふっかけ、負けて相手に吸収されるのです。内政の強い大国を狙うのです」 40国ほどの小さな国が乱立している地域がある。武力に任せては侵略支配を繰り返すことが多いのだが、武力に任せて戦いばかりしているのでどこも内政はガタガタ。とにかく文官…
すでに妃と子供のいる国王の生活を邪魔しないようと、化粧料として与えられたのどかな村での離宮生活を愉しむアデライーデ妃こと陽子さん。クセのある調味料として敬遠されていた魚醤で唐揚げを作ったり、村では飲みにくい水として放置されていた炭酸泉の水…
『モングレルの過去を知る、謎の美女エルフ、現る!!!!!!?』 モングレルに「やあ、少年」と呼びかける昔なじみのダークっぽいエルフ登場の巻。 モングレールがレゴールまで案内した、敵国サングレールの外交官アーレントさんが戻って来た。まだまだ和平への道…
「ハルカさん、現実に正解なんてありませんよ」 何を選んでも後悔するのなら、何をするかは自分で決める、それも少しでも早く決断することが大事だと《血塗悪夢》ノクトはハルカに語る。 何者かによって全滅させられた村の生き残り、赤ん坊のユーリはハルカ…
「前を見ろ。後ろに在るものなど思い出だけだ」 フレイアは馬上で大きな胸をフィオレの頭頂部に乗せながら説く。 侯爵家の騎士団によって救出されたフィオレはルナリアの恩人として、侯爵家と一心同体の盾ともいうべきピーシス家の養女として受け入れられる…
『進化せよ、人類! 進化の果てにこそ文明はある!』 石斧を振り下ろして岩を砕き、粘土を捏ねて土器を作ろうとしてみて、フィオレの日々は流れるように過ぎていく。 幼少時をネグレクトで育った31歳の高卒OLは休日の山菜狩りで熊に襲われて死んだ……と思っ…
「救う力を持った人は、全てを救わなければいけないのか? では、医者は休みを取ってはいけないのか? そうではないだろう。できることをやるしかない」 天才錬金術師アルバートは、全てを救うことはできないとサニーに説く。 その役目を2番機に譲り、今は…
「真実は、いつも一つ!」「じっちゃんの名にかけて、必ず犯人を捕まえる!」 盗まれた魔導二輪車は世界に8台しかない試作品で足がつきやすく売り飛ばすことは困難。とてもプロの盗賊団が狙う獲物ではない……。名探偵ビスケス・ラヴァンクールを完璧に補佐す…
「幸福は求めるモノではないよ。忘れるモノさ」 満足している人は幸福を欲したりはしないと勇者の居場所を聞くエモ・スギル。 勇者の大ファンになった転生者エモ・スギルはひたすら勇者の活躍を追い続けていた。しかし、彼自身は魔力もスキルも無い凡人なの…
ルッツの日々は大忙しだ。彼が種付けして生まれた子供は誰も彼もがSクラスの魔力を持ち、さらには母体の魔力まで底上げするとあってプレミアものの国家による管理必須の種馬なのだ。今日も出産が相次いだ出産ダブルヘッダーで助産師も治癒魔法使いも大忙し……
《全ては主様の掌の上、という事ですね》 シエルはなぜかリムルのことを過大評価してくるのだ。 いまだ滅界竜イヴァラージェが猛威を振るう中、ヴェルダナーヴァの復活が確認された。ヴェルダナーヴァとは竜種の長兄にして世界の創造主、つまり神だ。しかも…
「事なかれ主義ではなにも解決しない」 中途半端な対応では状況を悪化させるだけで物事は解決しないとウォルフは思い知る。 杜撰な調査で危険を見過ごし、結果として冒険者パーティ〈銀灰の旅路〉を窮地に陥れ、ウォルカが片目と片足を失う原因となった〈炎…
ルナール男爵家のわがまま息子カナタは、ある日自分が転生者であることに気がついた。ここは大作RPG『エルドリア』の世界で、自分は破滅エンド確定の悪役貴族、糸目関西弁のカナタ・ルナールじゃないか!?……。 ゲームの悪役に転生した男が胡散臭さMAXな糸…
「年寄りは責任を取るために地位についているようなものじゃて」 セイファート将軍は影響の大きすぎる事態の収拾に大なたを振るう。 攫われたリリー・ハルティングを救うべくヴェルナーは後先考えずに単身地下回廊に飛び込んだ。行く手に待ち受けるのは先代…
「私たちは常識の僕ではありません。私たちが常識を作るんです」 王妃ゾフィの堂々たる宣言。 若きサンテネリ王グロワス13世の治世は4年目を迎えようとしていた。22歳である。最近の問題は少し太ってしまったことだろうか。いや、そもそも国内有力諸侯間の…