ラノベ雑記録2004

ライトノベルに限らず書籍や映画等の感想と覚え書きです。

「 サバゲにGO!」 アサウラ

「下等な動物と人とを分ける大きな目安には、文化というものがある」

 これといった趣味もない社会人と大学生、男2人がふらりと立ち寄ったのはエアガンショップ『大野公房』。店番をする美人姉妹にも惹かれたけれど、なにより店内を埋め尽くすエアガンが、貞夫とシノの男の子心を刺激した。
 最初は余分な予算はないからと購入を渋っていた2人だが、いつのまにか洗脳され、サバゲに行けば思いっきり撃ちまくれるよと舞白姉妹に誘われると、なし崩し的に一緒にサバイバルゲームに行くことになるのだが……。

 妹の病気とかシノの怪しいバイトとか、思いっきり脇道それて暴走しそうなネタがちらほら出てるのに、あくまでサバイバルゲームの魅力を語りまくって、読者をゲームフィールドへと誘う1冊。惜しいなあ。いや、それでいいんだけれど、もっと暴走して欲しかったなあ。 

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