ラノベ雑記録2004

ライトノベルに限らず書籍や映画等の感想と覚え書きです。

「サモナーさんが行く II」 ロッド

薩摩隼人の戦闘民族気質は筋金入りだ」

 召喚士の後輩であるアデルとイリーナを指導しているサモナーさんだが、あいかわらず先頭に立って近接戦闘を繰り返し、ついには杖すら使わなくなってモンスター相手に格闘戦を繰り広げている。その戦い方には師匠もさじを投げ、あらたに開催されることになった武闘会では、召喚禁止であるにも関わらずいつの間にか勝手にエントリーされていた……。

 どうやら九州男児らしいサモナーさん。料理は食べるのは好きだけれど調理は苦手で、カレーすら不味く作れてしまう。
 書き下ろし短編では、αテスターの消失事件が描かれており、本編がちょっとおかしな武闘派サモナーを主人公にしたほのぼのVRMMOストーリーとして進む中、不穏な空気が早くも漂い始めています。キャッキャウフフの皮を被ったダークファンタジーが顔を出すのが早すぎます。

【サモナーさんが行くII】【ロッド】【四々九】【オーバーラップ・ノベルス】【戦闘録】【小説家になろう】【VRMMORPG】【タイ捨流】【示現流】【馬刺し】