ラノベ雑記録2004

ライトノベルに限らず書籍や映画等の感想と覚え書きです。

「女悪魔の任務~魔法の国ザンスXIX」 ピアズ・アンソニイ


「恋というやつはいつもうまく成就するわけではないが、友情はちがう」
 女悪魔メトリアの言葉。

 3つの人格が入れ替わり立ち替わりしている女悪魔メトリアが魔法使いハンフリーから与えられた課題は、鳥の王シムルグが開く裁判のための証人やら判事やら検事やら弁護士やら陪審員やらを世界中から呼び集めろというものだった。
 しかし、被告となるロク鳥のロクサーヌはもう何百年と天空の名なき城に籠もって卵を温めている真面目な鳥。それがなぜ裁判の被告になったのだろうか……。

 『魔法の国ザンス』ももう……えっと、このローマ数字は何と読むんだっけ……19か……。19冊目です。長いなー。
 今回は、女悪魔がザンスからマンダニアを飛び回り、あれこれキャラクターを総ざらえしようという巻ですが、もともと全体の半分が英語のダジャレネタでできているような話で、ボキャブラリーは豊富だけれど言い間違いやど忘れの多いキャラクターがメインなので大変なことになっております。
 また、女悪魔が主役なので色っぽいシーンが多い巻でもありますが、大人の秘密ってやつで、まったくきわどくないってあたりもザンスっぽいですね。

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